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2016年11月21日月曜日

4町合同防災訓練に参加

これでいいのかなぁ~(AEDによる蘇生訓練)
 
 平成28年11月13日(日)太平地区1~4丁目の4町会が一緒になって行う合同防災訓練に参加。今年は本所防災館での防災体験ツアーである。最初は4階の防災シアターでの災害映像体験。みまもり活動を始めるきっかけにもなった東日本大震災の迫力ある津波の映像が大音響と座席の振動とともにリアルな記憶を呼び起こす。

 当時私は土木の景観デザインや某電力会社の建物被災度判定映像制作などに係っていたこともあり、現場をどうしても見ておきたかった。東北自動車道路の復旧開通後すぐに宮城県に向かって車を走らせた。
 行先を決めて行ったわけでもないが、東北道から仙台北部自動車道を経て三陸自動車道を北上したころ、気がつくと前後左右災害支援に向かう自衛隊のトラック車列に挟まれていた。誘導されるように石巻市街地に着くといままで見たことがないような異様な世界があった。
 
 道路際には仮埋葬されたのだろう数多の墓標、そして町中に漂う魚の腐ったような異臭。津波で破壊されつくした瓦礫の街は果てしなく広く、災害支援要員はあまりにも少ない。
 だれもいなくなった住居跡にはポツンと一人、100m程離れたところにもポツンと一人、長い棒のようなものをもって瓦礫と土砂に埋もれた遺体を黙々と捜す自衛隊員の姿がいまでも目に焼き付いている。

 次は東京直下型大地震だ。その時私たちに一体なにが起こるのかだれにもわからない。できることを粛々と備えていくほかない。



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